高次医療機関・入院病棟で働く医療者に知ってほしい在宅医療

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在宅医療の普及のため、入院医療を支えておられる医療者の方々に在宅医療についての情報をお知らせしたいと思いこのHPを作成しました。

在宅医療という選択肢を

在宅医療という選択肢があります。

がんが進行してターミナル期になった方

心不全・COPD・神経難病などの病気のために生活困難を抱えた方

認知症・老衰のために生活困難を抱えた方

こういった方々の中には入院している方も多くいらっしゃいます。

そして、その中には家に帰りたいと強く願っている人々がいるかもしれません。

もしかしたらその中には在宅医療のサポートを受けながらご自宅で過ごせる人がいて、「家に帰りたい」という願いが叶うかもしれません。

入院治療を支えている医療者の皆さんに在宅利用を知ってもらいたいきっかけ

ある女性の最期のケアに携わりました。がんのために食事摂取が困難となり、会話もできず筆談でした。意識ははっきりしていて、歩けます。何とか飲み込むスープと1日500mLの点滴が栄養のすべてでした。最後の2週間をご自宅で過ごす間は、息子さんが会社に出勤してからはヘルパーさんが付き添い、息子さんは会社を早退して一緒に過ごしていました。夜中に洗面所で倒れたときには在宅医に電話をし、駆け付けた在宅医とベッドに移したこともありました。いよいよ意識がもうろうとして座るのもやっとになり、緩和ケア病棟に入院した翌日に旅立たれました。息子さんは、お母さまの最期に寄り添った日々を、「大変だったけれどもやることはやれた。母親へ、子供らしいことをしてあげられたと思う。」と振り返られました。

この方の、入院治療中・退院後の自宅療養・緩和ケア病棟での様子について、かかわった医療者がWebカンファレンスを行いました。状況を共有することでより良い連携を目指すための取り組みです。

その中で、抗がん剤治療の主治医が「こういうふうにターミナル期の方がご自宅で過ごせるというのは、知らなかった。数日したらまた入院されるかもしれないと思っていたが、在宅医のサポートでぎりぎりまで家に居られたのでよかった」と言われました。

在宅医療は歴史的にまだ新しい取り組みのため、入院医療を支えておらえる医療者の方々にはまだ在宅医療をご存じない方もおられるのだなと思いました。

在宅医療では病気を抱えている方をご自宅・介護施設で支えます

在宅医療はご自宅や介護施設で行います。多職種のメンバーで支えます。様々な医療的なサポートも在宅医療で提供します。詳しいことは下のリンクをご覧ください

在宅医療と入院医療が連携すると選択肢がふえる

在宅医療は入院医療を否定するものではありません。役割が違うのです。

病状は在宅医療が可能で、ご本人、ご家族の希望が自宅での療養であれば、在宅医療は大切な選択肢です。

入院医療を支えておられる医療者の方々が在宅医療に対する理解を深めてくださると、その選択肢の幅も広がると思います。

ぜひこのHPで在宅医療について知っていただき、在宅医療を希望される方に選択肢を提供していただければと思います。

以下のリンクにサイト全体の要約をまとめていますので是非ご覧ください。

「在宅医療についての要約」;リンク

サイトロゴをクリックすると最初のページにリンクしています。

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